転職 エージェントの今後の動き
求職者が自分が離職して新しい職場を探しているということを友人や知人に話し、就職先の斡旋をしてほしいと口に出すまでには心の中で葛藤があります。
前職が大手企業であればあるほど、再就職先は以前に比較して小ぶりの企業です。
場合によってはこれまで下請けとして使っていた企業に入社したいとお願いするということも起きます。
自分のこれまでの経歴を見直し、自分の強みと弱みを整理し、それらにもとづいて第3者に自分のこれまでのキャリアを理解してもらえる職務経歴書を作成する。
その履歴書と職務経歴書をもって友人や知人を訪問するというのは、理屈では理解できても行動に移すことは想像以上に困難なことです。
再就職支援会社のカウンセラーのサポートがいちばん必要な場面かもしれません。
長年勤めた企業から離れた個人を再就職に向けてサポートし、必要に応じてアドバイスを行なうのが再就職支援会社のメインの仕事です。
再就職活動の目的は再就職するということです。
その目的のためにいかに効率的に行動するかをサポートするのが再就職支援会社です。
最終的にどのようなプロセスを経て入手した求人情報で就職したかは問題ではありません。
再就職支援会社も、自社で開拓した求人にどれだけの割合で就職させたかをセールスポイントにする必要はないと思います。
就職に至るまでの道のりで、どのようにして求職者をサポートできたかというカウンセリングの質を重視すべきでしょう。
再就職「支援」会社は再就職「斡旋」会社ではありません。
ここで少しビジネスの話から離れ、離職者とその家族の問題を考えてみましょう。
雇用調整、解雇はもちろんビジネスの世界の出来事です。
当然のことですが、ビジネスの論理に基づいて行なわれます。
早期退職制度に応募した人たちや、不幸にして倒産してしまった会社に勤務していた人など、ビジネスの世界に生きている人間にとっては「仕方のないこと」「起きてしまったこと」として受けいれられる、いや、受けいれなくてはならないことなのです。
もちろん、そこに至るまではさまざまな葛藤があるでしょうが、会社の経営状態、自分の功績、自分の経験・能力などを考えたときに、どうしてそれが必要なことなのかを理解することができるでしょう。
そして、自分が会社を離れることになっても、会社が生き残る、または自分の足跡がどこかに残るということで、自分を納得させ、場合によってはある意味での達成感すらもって会社を去ることができるかもしれません。
そして、求職活動という次のステップに入ることで、気持ちを前向きに切り替えることができる、というより、切り替えざるをえない状況になっていきます。
では家族にとってはどうでしょうか。
現在、40代以上の人々は、バブルという狂乱の時期に高度成長の担い手として、家庭生活を犠牲にして働いてきた人々がほとんどです。
連日深夜まで続く残業、休日には出勤するか、接待ゴルフや麻雀で、妻や子供が病気でもそれを振りきって家を出ていったという経験は、誰もがもっているのではないでしょうか。
企業戦士という名のもとに、「会社のために働き続けてきた」人々です。
また、その結果、家族との会話も少なくなり、子供が登校拒否になってしまったなど、家庭崩壊の一歩手前という家族もないわけではありません。
それが、突然、「会社のために辞めなくてはならない」といわれて、家族が簡単に納得できるものではありません。
「会社のために働く」ということは「会社が生活の面倒をみてくれる」、言い換えれば「生活の不安をもたずにすむから、仕事に行く夫を笑顔で送り出してきた」のです。
定年になったら、子供たちも独立して2人でのんびり暮らそう、そのために今は家をしっかり守ろう、そう思っている主婦はたくさんいるはずです。
ですから今までがんばってきた私はなんだったのだろう、そう思うのは離職者本人だけではありません。
家族とて同じこと、もしかするとビジネスの現場を知らない家族のほうが、裏切られた気持ちは強いかもしれません。
当然、家族との話合いの場が必要になります。
実際に早期退職制度に応募した人の話を聞くと、応募の前に妻の説得に最も時間をかけたという人の割合はかなり高くなっています。
部門閉鎖、指名解雇などのように、本人の意思と関係のないところで離職が決まった人にとっては、自分自身の心の整理と同時に、家族の気持ちを落ちつかせるという作業も行なわなくてはなりません。
でも、家族には業界や会社の状況はわかりません、一緒に理解しあえる仲間もいません。
ふだんから家族に対して仕事や会社の状況を話していれば別ですが、家族としては、いくら説明されたところで納得できません。
いつリストラが起こるかもしれないと思いながらも、うちに限ってと思っている部分がどこかにあります。
急に、「早期退職制度に応募した。
会社のためだ」といわれでも、家族にとっては受けいれがたいことです。
ビジネス社会の論理など、理解しろといわれでもできない相談です。
「なんで」「これからの生活は」「子供たちの学費は」と、頭の中は真っ白になってしまいます。
恨みつらみ、不安でいっぱいになるでしょう。
また、外からみたら理不尽に思えるかもしれませんが、かなり深刻なのは「みっともない」という感情です。
「親戚や近所になんでいえばいいの?近所の手前があるから、ネクタイをしていつもの時間に家を出てほしい」というのはよく聞く話です。
同時にそれは元気で前向きに働いている姿を見ていたいという家族の願望でもあるのです。
家族の不安の根底にあるのは、これから何が起こるのかがわからないということです。
解雇された本人は求職活動という次の行動に移ることで、手や身体、頭を動かすことができます。
でも家族は見ているだけです。
自分で何かをすることはできません。
よけいなことをいってはいけないと頭では思っていても、帰ってきたお父さんの顔をみると「今日はどうだった?」「いったいこれからどうなるの?」などと質問や時には詰問を浴びせかけ、堂々めぐりの暗い毎日におちいりかねません。
家族の理解と協力がある人ほど、つまらないことのようですが、応募先からの電話の取次ぎ1つをとっても、印象を悪くしてしまうこともあるのです。
たとえば小さな子供さんが電話に出たとき、かけてきたのがおじいちゃんならほほえましいと思うでしょうが、応募先からだと、先方の担当者は話が通じずにいらいらして切ってしまうかもしれません。
逆にお年寄りが出て、ファックス操作がわかっていないために、ファックス受信ができなかったということも現実にあることです。
そんなちょっとしたことでも採用の妨げになるのです。
奥さんの無愛想な応対や要領をえない反応で候補者リストからはずされてしまうこともないとはいえません。
また、「早く決めて、早く働いてほしい」という無言のプレッシャーに負けて、気持ちの整理ができないまま、意に添わない再就職先に入社をしたことで、再度転職をしなくてはならないようなケースもあります。
まして、家に帰ると堂々めぐりの口争い、夜は心配で眠れずに、疲れて暗い顔で面接に行ってもいい結果が出るはずがありません。
さらに軽くなった外資 転職 エージェントの対応が悪いとのクレームについては外資 転職 エージェントに連絡し、事実確認した上で必要な指導などを行うなどの対応を記した。
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